毎年の恒例のお月見
今年の十五夜さんは10月4日でした。
雨続きで、お月見は無理かなと思っていましたが、
雲の合間から月が顔をのぞかせてくれました。
月が照らしだす、暗闇に浮かびあがるグレーの雲はとても幻想的で、
かぐや姫が吸い込まれていきそうでした。
娘も、お月見を楽しみにしていて
「お月様、喜んでるよね」とかわいらしいことをいいながら、
あーでもないこーでもないといいながら、
ススキや秋桜を活け、お団子や野菜、果物、お菓子まで飾り、
まるでお盆飾りのよう(笑)
この時期の月は黄金色にこうこうと光り、明るく輝くせいか、
絵本のワンシーンのようです。
見上げるだけで、なんだか月のパワーをもらえるような気がします。
ずっと昔から、こうして、秋の虫の音を聞きながら
月をめでたり、祈ったりしてきたんですよね。
そんな遥か昔の人に思いをはせてみたりして・・・
娘二人もあと数年で、それぞれの生活をするようになるでしょう。
いつか、ふとしたときに月を見上げてくれたらいいな。
そして、昔の十五夜のことをちらりと思い出してくれたらいいです。
うまくいかないことがあったりしても
夜空を見上げ、それが寂寥感漂う月であったとしても
「きれいだなあ」と感じ、
風の音や虫の音に耳を傾ける気持ちがあれば、
きっと大丈夫、そんな気がします。
この時の月夜に決意したミニマムクローゼットへの道はまだまだ長いです(笑)