子どもの学習とほたるがり

もう時期は過ぎてしまいましたが

今年もたくさんの蛍が見られました。

車で10分くらいの川のあちこちにたくさんの蛍が生息しています。

ちょうど小学2年生で「蛍の一生」という内容を学習するので

百聞は一見に如かずということで、

長女が小学生になったころから

毎年、6月中旬になると見にいっています。

 

今年も近所の子たちと見に行きました。

日が長いので

空に明るさが若干残っている中、歩いたのですが

川に近づいていくと

次第に街灯がなくなっていき、水辺は、芦や木々で真っ暗。

真っ暗な闇の中、目が慣れてくると

墨絵のように、月明かりに照らされる川や生い茂る草陰に

チラチラと蛍が!

奥へ進むと

立派な木のまわりに

まるでクリスマスツリーのように

蛍の明かりが乱舞しています。

 

 

子どもたちは、

自分たちのまわりに飛んできた蛍を追いかけたり

「きっとバイバイって言いに来たんだね」

「来年もまたくるね」

などとかわいらしい会話の中に

「でも、卵産んだら死んじゃうから来年死んでるよ」

「赤ちゃん蛍(=幼虫)は気持ち悪いよ」

など習ったことや調べた蛍の生息について現実的に語っていました。

 

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近所のおじさん情報だと

卵を産み付けるので、雨上がりがいちばんたくさんいるそうで、

19時半から20時くらいが一番見られるそうです。

放流するのは、強く明るい光の源氏ボタルが多いらしく

近所にいるのは平家ボタルらしく、弱い光ですが風情があるそうです。

 

 

昔は「ほたるがり」などと初夏の風物詩にあげられるほど

こういう風景がそこかしこにあったのかなあと思いました。

電気のない時代、蛍の数も多いし、

もっともっと、蛍の明かりが強く感じたのかもしれません。

浮世絵のように

浴衣姿でうちわであおぎながら

蛍を見ながら涼むなんて、風情があって素敵ですね。

今も、川のそばにいくと、涼しい風がふいていて

目でも体でも涼を感じます。

季節をしっかりと感じられる生活に

幸せを感じました。